山崎敬一 編、2006、モバイルコミュニケーション──携帯電話の会話分析

「どうして『今どこ?』と聞くのか」「ケータイを使った道案内の仕方は?」「途中で切れたらどうするか」「若者の携帯メールの実態はどうなっているか?」など、携帯電話の出現と進化にともない、変化し続けるコミュニケーション・スタイルを、実際に交わされた会話を分析することで解明していく。

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串田秀也、2006、相互行為秩序と会話分析──「話し手」と「共‐成員性」をめぐる参加の組織化

人と人がともにいる相互行為の状況には、どんな拘束が働いているのか?言葉を発し行為するとき、その拘束がどのように参照され利用されるのか?人々が会話に参加するやり方を精密に分析することで相互行為状況の秩序を内側から解明する。

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ダグラス W. メイナード (樫田 美雄・岡田 光弘 訳)、2004、医療現場の会話分析──悪いニュースをどう伝えるか

(‥)悪いニュースや良いニュースを含んでいる連鎖的な構造を明らかにすることによって,ニュースを送り届ける際にコミュニケーションを改善するような諸実践というものを,同定できるようになる.「コミュニケーションを改善する」〔というフレーズ〕によって,私が意味しているのは,以下のようなことである.すなわち,どのような種類の〔ニュース〕送り届け戦略が,患者や患者家族や介護者が理解したり受け入れたりする程度を高めるのか,ということを,私の調査は示しうる,そして,それは患者たちの受け手性の表示によって証拠立てうる,ということである。…(iv頁、〔〕は訳者による補い)

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秋葉 昌樹、2004、教育の臨床エスノメソドロジー研究──保健室の構造・機能・意味

本書は、中学校の保健室における養護教諭の教育実践ならびに相談実践の構造、機能、意味について、学校の制度的・組織的文脈を考慮しつつ、エスノメソドロジー研究の観点から考察・解明し、さらに教育現場に臨床的示唆と資料を提供することを期す。

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山崎敬一、2004、実践エスノメソドロジー入門

エスノメソドロジーは,人間の相互行為の研究法として,社会学のみならず情報科学や言語学など様々な分野で注目されている。本書は,その入門から実際の調査・研究の展開まで包括的に扱う。付録CD-ROMでトランスクリプトの書き方や分析法を実践的に学べるよう工夫。

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山崎敬一、2004、社会理論としてのエスノメソドロジー

この論考は、社会理論としてのエスノメソドロジーについて考察を行ったものである。『社会理論としてのエスノメソドロジー』という形でこの論考をまとめたのには、三つの理由がある。その三つの理由が、またこの社会理論としてのエスノメソドロジーという論考の意義にもなると思われるので、それについてまず述べておきたい。

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