2014年度第1回エスノメソドロジー分析入門連続セミナーのお知らせ
多種多様な「データ」を用いて研究するエスノメソドロジーには、会話分析のように分析の道具立てが標準化されている領域を除けば、決まった分析の方法というものがありません。このことは一方でエスノメソドロジー研究に携わることを難しくし、他方でその分析の妥当性について疑問がもたれやすい要因となっています。しかし、決まった方法はなくても、どんなデータに向かうときにもエスノメソドロジー研究者が気にかけている分析の視点ないし方針は存在します。この連続セミナーでは、とくに「会話データ」以外を分析対象として実際にエスノメソドロジー研究をおこなうために分析のしかたについて学びたいと思う大学院生・研究者の方向けに、分析の視点をレクチャーします。