目次と書誌
ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーを出発点におき、会話分析の構えに拠りながら、相互行為における行為の組織を検討しました。「ことば」と「からだ」と「もの」が、互いの構造に依存しながら、互いの構造を鍛えあう様子に焦点を当て、人間の行為がどのような仕掛けにより生み出されるかを、原理的に考えました。扱っている素材は、楽器の練習、助産院や産婦人科医院における健診・診察、日常会話です。
はじめに |
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断片に用いられている記号 |
序章 相互行為分析のプログラム 「暗黙知」という考えの危うさについて |
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第1章 何の学習か 環境の構造・言葉・身振り |
補論 行為連鎖の優先組織について |
第2章 分散する身体 I 道具と連接する身体 |
補論 メルロ=ポンティとマルクス、あるいは相互行為空間という比喩について |
第3章 分散する身体 II モデル身体、または身体に連接される身振り |
補論 身体の不可能な条件、または「他者」の声について |
第4章 分散する身体 III 想像の空間 |
補論 物語を語ること |
終章 相互行為的オブジェクト 物・表象・身体 |
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