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2016年度第2回エスノメソドロジー・会話分析「入門」セミナー

告知掲載:2017年01月24日

エスノメソドロジー分析入門セミナーについて

 今年度二回目のエスノメソドロジー・会話分析「入門」セミナーを下記の通り2月25日(土)、3月4日(土)に実施しますので、エスノメソドロジー・会話分析の学習に興味をもたれている方は是非ご参加ください。
 2月25日(土)がエスノメソドロジー、3月4日(土)が会話分析の内容になります。
 参加希望者は以下リンク先のフォームより申込をお願いします。各コマにつき別個の受付になりますので、受講されるコマを選んで申し込まれてください。先着順ですので、お早めの申込を推奨します。

概要

開催日

  • 2017年2月25日(土)
    • 09:30-11:30 「エスノメソドロジーの視点」 講師:河村賢(日本学術振興会) [申込]
    • 13:00-15:00 「フィールドノートの分析」 講師:團康晃(東京大学) [申込]
    • 15:10-17:10 「インタビューデータの分析」 講師:森一平(帝京大学) [申込]
  • 2017年3月4日(土)
    • 09:30-11:30 「会話分析の考え方」 講師:須永将史(立教大学) [申込]
    • 13:00-15:00 「トランスクリプトの作り方」 講師:山本真理(早稲田大学) [申込]
    • 15:10-17:10 「相互行為の中の非言語資源」 講師:城綾実(京都大学) [申込]

会場

  • 立教大学池袋キャンパス13号館会議室
    (〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1)

定員

  • 20名(セミナーごと)

参加費

  • EMCA研会員1000円、非会員2000円(セミナーごと)
    • ご参加を希望されるセミナーごとに上記リンク先からお申込下さい。セミナーと講師の詳細は下記のとおりです。
    • セミナーに関するお問い合わせは までお願いいたします。

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セミナー詳細

「エスノメソドロジーの視点」

  • 講師:河村賢(日本学術振興会)
 第一世代の研究者たちによってその方法論が提示されて以来、エスノメソドロジーは二つの意味においてそれまでの社会学的研究の境界を越えた形で展開されてきました。
 すなわち、一方ではビデオ・音声・テクストといったデータの違いを越えた共通の分析の視座を示しつつ、他方で医療・教育・法・政治といった多様な制度における人々の実践が分析されてきたのです。
 エスノメソドロジーが持つこのような二重の意味での脱領域性は、多くの初学者たちにとってまずは手持ちのデータをもとに分析に着手できるという大きな利点を提供する反面、
  1. 一体何をすればよい分析をしたことになるのか
  2. よい分析ができたとしてそれが既存の学問領域に対していかなる貢献をなしうるのか
という二点について深く悩ませることにもつながってきました。
 本セミナーでは、以上の二つの問題について、いくつかのデモンストレーションを通じて見通しを与えることを試みます。

「フィールドノートの分析」

  • 講師:團康晃(東京大学)
 フィールドに入る。そこで参与観察をしたり、聞き取りをしたり、メモをとる。そうする中で蓄積されるデータ。
 しかし、いざデータを分析しようとするとき、どのように分析をすれば良いのか。本セミナーでは、エスノメソドロジーの視点から、参与観察や聞き取りをする中で書かれたフィールドノートをどのように分析するのか、そのやり方を学びます。具体的には、
  1. インタビューデータやフィールドノートなど、フィールドワークで得られたデータの扱い方。
  2. 蓄積されたデータの中から分析対象・分析の方針を絞る際のやり方。
  3. そして具体的なフィールドノートの分析の仕方。
 この三点について、具体的な事例をもとにお話しします。さらに以上の内容を踏まえ、具体的なフィールドノートの分析の実習を予定しています。

「インタビューデータの分析」

  • 講師:森 一平(帝京大学)
 「話を聴くことによってしか知りえないことを知る」、「フィールドの事情によって現場の記録を取ることが難しい」など、様々な理由から多くの研究者がインタビュー調査をおこなっているように思います。
 しかし、いざインタビューデータを具体的に分析しようとしてみると、これが必ずしも容易でないことに気づかされるはずです。
 本セミナーでは、インタビューデータをエスノメソドロジーの立場から分析するやりかたについてお話したいと思います。具体的には、
  1. インタビューデータの特質
  2. そうした特質を持つインタビューデータからエスノメソドロジーは何を知ろうとするのか
  3. 具体的にはどのように分析をおこなえばよいか
の3点に焦点をあて、実際のデータを用いた実習を交えながら学んでいきたいと考えています。

「会話分析の考え方」

  • 講師:須永将史(立教大学)
 このセミナーでは、会話データを分析するにあたって、会話分析がとる考え方について学びます。
 会話分析は、会話はどのように営まれ、会話の中で何がおこなわれているのかを研究しますが、独学での習得が困難な分野であるため、実践的な分析技術を身に着けるのは容易ではありません。
 そのためこのセミナーでは、
  1. どのような姿勢でデータをみたらよいか
  2. 具体的にどうやって分析を進めたらよいか
の2点を実習形式で学びます。この2点の感覚をつかんでもらうことによって、会話分析の具体的な分析に足を踏み入れようとする人々の手助けをしたいと考えています。

「トランスクリプトの作り方」

  • 講師:山本真理(早稲田大学)
 本セミナーは、会話分析のデータの書き起こし方法について初めて学ぶ方を対象とします。
 会話分析では、収録された音声データや映像データを繰り返し見たり聞いたりすることによって、発話内容だけではなく音の大きさや速さ、呼気・吸気等まで忠実に書き起こします。
 そのため、書き起こされたもの(トランスクリプト)には多くの記号が用いられ、一見複雑に見えます。
 本セミナーの前半では、なぜそうした複雑な書き起こしが必要なのか、具体的な研究成果を参照しつつ、受講生のみなさんと一緒に考えます。また、書き起こしに用いる様々な記号やその意味について解説します。
 後半では、実際にデータを書き起こす練習を行います。

「相互行為の中の非言語資源」

  • 講師:城綾実(京都大学)
 様々な場面を記録し映像データとして扱うことが容易になるにつれて、身体の動きや配置および道具等の物質的資源を取り扱う相互行為研究が増えてきました。
 しかし、いわゆる非言語的資源を扱うための具体的な手順については、何をどう転記すべきか、どのようにして似た事例を集めるのか等、分析を始めたいと考えている人にとってはいくつもの困難があります。
 本セミナーでは、先行研究を概観することで相互行為における非言語的資源を取り扱う際の要点を確認し、映像データを用いた非言語的資源の分析を実習形式で学びます。  研究過程に即した講師の体験談や使用している分析・映像編集ツールなどを紹介することで、相互行為における非言語的資源を扱うための足がかりを掴める場にしたいと考えています。

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お問い合わせ

  • エスノメソドロジー/会話分析研究会セミナー企画担当 seminar[at]emca.jp

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