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2016年度第1回エスノメソドロジー・会話分析「入門」セミナー

告知掲載:2016年07月08日

エスノメソドロジー分析入門セミナーについて

今年度初回のエスノメソドロジー・会話分析「入門」セミナーを下記の通り8月27日-28日に実施しますので、エスノメソドロジー・会話分析の学習に興味をもたれている方は是非ご参加ください。
  なお今回の開催地は福岡になります。九州、中国四国地方在住の方々の積極的なご参加をお待ちしております。
  参加希望者は以下リンク先のフォームより申込をお願いします。各コマにつき別個の受付になりますので、受講されるコマを選んで申し込まれてください。先着順ですので、お早めの申込を推奨します。

開催報告を掲載しました。

概要

開催日

  • 2016年 8月27日(土)
    • 09:30-11:30 「ビデオデータの撮り方」 講師:秋谷直矩 [申込]
    • 13:00-15:00 「エスノメソドロジーの視点」 講師:小宮友根 [申込]
    • 15:10-17:10 「エスノメソドロジーの分析」 講師:森一平 [申込]
  • 2016年 8月28日(日)
    • 09:30-11:30 「トランスクリプトの作り方」 講師:横森大輔 [申込]
    • 13:00-15:00 「行為連鎖の組織」 講師:黒嶋智美 [申込]
    • 15:10-17:10 「順番交代の組織」 講師:平本毅 [申込]

会場

定員

  • 20名(セミナーごと)

参加費

  • EMCA研会員1000円、非会員2000円(セミナーごと)
    • ご参加を希望されるセミナーごとに上記リンク先からお申込下さい。セミナーと講師の詳細は下記のとおりです。
    • セミナーに関するお問い合わせは までお願いいたします。

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セミナー詳細

「ビデオデータの撮り方」

  • 講師:秋谷直矩(山口大学国際総合科学部)
撮影機器を比較的簡単に入手・使用することが可能になり、個人でも人々の活動を撮影し記録に残すことができるようになりました。 これは、人々の日常的なやり取りに関心を向ける研究者にとって、非常に重要なことでした。
 それはつまり、撮影機器を研究に導入することによって、
  1. 人々の活動を会話やジェスチャー・視線・身体配置およびそれらと使用する道具や周辺環境とのかかわりについて、実際の手続きを見ることができるようになったこと、それを
  2. 「繰り返し」見ることを可能にしたということ、そして
  3. 多人数でひとつのデータを検討することを可能にした
ということです。実際、エスノメソドロジー・会話分析研究を行う多くの研究者はビデオカメラを使用するようになりました。
 本セミナーでは、以上のような展開の背景を学習したうえで、実際に一人でビデオカメラを用いながら実践的に学習していきます。 ビデオ撮影がうまくいくかどうかで、その後のトランスクリプト作りやデータコレクションの作成、ひいては分析の出来不出来は大きく変わってきます。調査・研究をスムーズに進めるための「失敗しない撮影法」を学んでいける場にしたいと思います。

「エスノメソドロジーの視点」

  • 講師:小宮友根(東北学院大学)
  •  エスノメソドロジー研究には決まった方法がありません。それはエスノメソドロジー研究が、方法に合わせて対象を選定・加工する研究ではなく、なんであれ社会現象をそれとして成立させている人びとの方法論を対象とする研究であるがゆえの帰結なのですが、通常の科学研究のほうから見たときにエスノメソドロジー研究を理解しづらくさせている要因でもあります。けれど、手にすることができる記録から「人びとの方法論」を描き出そうとする視点、これはあらゆるエスノメソドロジー研究に共通しています。この視点さえ理解できれば、エスノメソドロジー研究を理解することは難しくありません。
     このセミナーでは一見まったくタイプが異なるように見える研究をいくつか紹介した上でそこに実は共通の視点があることを示し、参加者にエスノメソドロジー研究の勘所を掴んでもらいたいと思います。

    「エスノメソドロジーの分析」

    • 講師:森 一平(帝京大学教育学部初等教育学科)
     私たち研究者は、人びとの実践や経験について知ろうとするとき、参与観察やインタビューなどといった様々な調査を行います。しかし、そうして得られた(主に文字化された)データをいざ実際に分析しようとすると、これが必ずしも容易ではないことに気づかされるはずです。
     本セミナーでは、フィールドノーツ及びインタビューデータという、主としてフィールドワークによって得られるデータをエスノメソドロジーの立場から分析するやりかたについてお話したいと思います。

    「トランスクリプトの作り方」

    • 講師:横森大輔(九州大学言語文化研究院)
     会話分析の研究では、様々な記号や記法を用いて会話データの書き起こし(トランスクリプト)を作成し、分析や研究発表に利用します。そこでは、会話に現れた語句を単に書き並べるだけではなく、各発言の産出におけるタイミング・言い方・非言語的要素などを極めて詳細に表現します。
     本セミナーでは、会話分析における書き起こしの記号や記法について解説するとともに、そもそもなぜそういった記号・記法が必要なのか、会話分析研究にとってトランスクリプトはどのように位置づけられるのか、といった点について検討します。また、実際に会話データを書き起こす練習も行い、実践的なトレーニングの機会としたいと思います。
     書き起こしの実習作業のため、参加者の方には可能であればご自身のノートPC(OSは問いません)およびイヤホンを当日持参いただくようお願いします。(ノートPCのご持参が難しい場合は無くても構いません)

    「行為連鎖の組織」

    • 講師:黒嶋智美(日本学術振興会)
     私たちは、発話によってさまざまな行為を達成しながら、その直前の発話に対する理解を示しています。そのため、ある発話は直前の発話に対する何らかのつながりを持つものとして聞かれ、組織立った発話の「連なり(sequence)」を構成しています。
     本セミナーでは、このような相互行為における「行為連鎖組織」について取り上げます。会話の中で、発話を産出することで、行為を連ねるとはどういうことなのか、それはどのように認識可能になっているのか、またそれによって何が達成されているのかといった点について、会話データを元に丁寧に解説していきます。
     その後、行為の連鎖組織に注目することで見えてくることは何か、また、それに着目することで、どのように会話データを分析する足がかりに出来るのかといったことを考えながら、 会話分析における会話データの「見方」を演習形式で学んでいきます。

    「順番交替の組織」

    • 講師:平本 毅(京都大学経営管理研究部)
     会話は複数人による発話の交換から成り立ちます。この交換を行うには、①ある発話がどこで終わ(りう)るかを決め、②その発話が終わったときに、次に誰が話すかを決めなければなりません。①は会話分析において発話順番の構築、②は発話順番の配分として知られているものです。①②を管理するのが、「順番交替」の組織です。
     このセミナーでは「順番交替」組織の基礎を、練習問題を解きながら学びます。また、複数人の発話が重複してしまった場合にその重複がどう解消されるかについても考えていきたいと思います。

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申込と参加方法

  1. 下記リンク先の申込フォームよりお申込ください。受付は先着順となりますが、実際に分析に携わっている/携わろうとしている方を優先したいと考えているため、若干の調整をおこなう場合もあります。あらかじめご了承ください。
    • 「ビデオデータの撮り方」 [申込]
    • 「エスノメソドロジーの視点」[申込]
    • 「エスノメソドロジーの分析」[申込]
    • 「トランスクリプトの作り方」[申込]
    • 「行為連鎖の組織」 [申込]
    • 「順番交代の組織」[申込]
      • 複数のセミナーへのお申込も可能です。その場合、お手数ですがセミナーごとにそれぞれお申込の手続きをお願いします。
      • 会員と非会員で参加費用が異なります。各セミナーの申込サイトには会員価格しか表示されてない場合がありますのでご注意ください。
  2. 参加費は会場でのお支払いとなります。その場で領収書を発行いたしますので当日直接会場にお越しください。なお会場および事前の課題等について講師から連絡があった場合は講師の指示に従ってください。

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お問い合わせ

  • エスノメソドロジー/会話分析研究会セミナー企画担当 seminar[at]emca.jp

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