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EMCA初心者セミナー
「相互行為における秩序をつかむ:会話の連鎖と優先性」(1回完結)

告知開始:2013年09月17日

セミナー情報

このセミナーの申込は締め切りました。

セミナー番号:FM131005

  • 講師: 福島 三穂子(埼玉大学)
  • 日時: 2013年10月5日(日)14:00〜16:30(2.5時間)
  • 最少催行人数: 3人
  • 定員: 15人 
    • ※ただし事情によって15人を数名上回っても参加を認めることがあります。
  • 実施場所: 成城大学(成城学園駅より徒歩10分)
  • 参加費: 一般2500円/会員1200円(会場費・資料代含)
  • 申込みページ: こくちーず

講師紹介

福島 三穂子(ふくしま みほこ)

略歴
2010年 英国エセックス大学社会学部 Ph.D.修了、博士(社会学)
現在、埼玉大学教養学部の研究員。専攻は、会話分析、エスノメソドロジー
業績
•Tanaka Hiroko and Fukushima Mihoko (2002) “Gender orientations to outward appearance in Japanese conversation: a study in grammar and interaction”. Discourse and society, vol. 13, no.6, p.767-783
•Akiko Yamazaki, Keiichi Yamazaki, Matthew Burdelski, Yoshinori Kuno, and Mihoko Fukushima, (2010) “Coordination of verbal and non-verbal actions in robot-human interaction at museums and exhibitions”. Journal of Pragmatics 42 (9): 2398-2414

セミナー概要

 相互行為における秩序というものが、会話の連鎖(sequence)に焦点を当てることで見えてくる、ということを受講者が実体験できるセミナーを目指します。
 われわれが日常で意識せずに行なう会話は、実は恐ろしいほど秩序だっているのですが、「会話分析者の目」を養わないとなかなかそれは見えてきません。しかし見え始めると、何の変哲もない日常会話はさまざまな連鎖から成り立っていることがわかります。
 このセミナーでは、実際の日常会話をトランスクライブしたデータを見て、まずその連鎖に気づくことからはじめます。それから、連鎖のいくつかのタイプを見て行きます。例えば、対になった発話である、「隣接ペア」(挨拶−挨拶、質問−答え、誘い−受諾・拒否)、また「評価−第2評価」など評価に関する連鎖(可愛いね−超可愛いね、など)などです。
 セミナーの後半は、「隣接ペア」を優先性(preference)の視点からより深く掘り下げていきます。例えば、「お誘い」という行為に対して受け手には、それを受け入れるか、拒否するか、という2つの選択肢がありますが、その2つの選択肢は相互行為的にイコールではなく、どちらかに優先性があるのです。人は、どのような会話構造をもって誘いに対して受け入れる、または拒否する、という応答をするのでしょうか。そこに存在する優先構造を見ていきます。
 そして、セミナーの最後には、会話に見られる連鎖、「隣接対」をもとに、優先構造を使って会話分析者がどのような分析を行なっているのかにも触れていきたいと思います。

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